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本格焼酎

▽ 芋焼酎 / ▽ 麦焼酎 / ▽ 米焼酎 / ▽ 黒糖焼酎 / ▽ 泡盛

体に優しいお湯割りに最適 “本格焼酎”


■芋焼酎

鹿児島の人々の“だいやめ”と言えば産地特産 芋焼酎 
(“だいやめ”とは疲れをいやす、晩酌)

さつまいも 文献によると最初、鹿児島で飲まれていた焼酎は米から造られた物であったようだ。やがて、1705年に琉球国から薩摩国(現在の鹿児島県指宿)の漁師・前田利右衛門がサツマイモを伝え、栽培が広がり、シラス台地に適したサツマイモから焼酎を造るようになった。サツマイモは子米や麦のように、水分が多く長期保存ができない為、現在でもサツマイモの採れる夏から秋にかけてが造りの最盛期となる。その為現在では、秋ころになると、新焼酎なるものが発売されるようになってきた。しかし、焼酎は芋に限らず、寝かして熟成させて旨くなるものですから、通常の商品には、新焼酎に1年寝かした焼酎をブレンドして出荷
されています。
鹿児島の人に取って”酒”と言えば焼酎のこと。昔からこの地方では、晩酌のことを”だいやめ”といい、疲れを癒すという意味があります。やはり”だいやめ”にはお湯割りが適しているんではないでしょうか?前の晩から水で割っておき飲む前にお燗をすると、焼酎と水がなじんで、なんとも言えないまろやかさが味わえます。ロックで甘い香りを楽しむなら「黒麹」、お湯割りでくつろぐなら「白麹」、ストレートで味わうなら「黄麹」がいいと私は思っています。
蔵元


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■麦焼酎

壱岐でうまれ、大分で生まれ変わった
口当たり爽やか、香ばしい香り漂う麦焼酎


麦 私が23才で酒屋になった頃、第一次焼酎ブームが起こりました。その火付け役となったのが、”いいちこ“・”二階堂”で有名な大分焼酎でした。酒税増税によるウイスキーなどの価格上昇に対して価格の安さが受け入れられたと同時に、その癖のないスッキリした飲み口が受け、お湯割りやロックなどの飲み方ばかりでなく。レモンなどの柑橘系果汁と炭酸水を入れて飲む飲み方が”サワー”という名で広く知れ渡ることとなりました。
しかし、本当の麦焼酎のルーツは長崎県玄界灘に浮かぶ”壱岐”なんです。壱岐で
は、玄武岩に磨かれた清らかな水と大陸から伝わった蒸留技術が交わって、16世紀頃には焼酎造りが始まったと言われています。今でも壱岐焼酎の特徴は昔と変わらず、麦を3分の2,米麹を3分の1の割合で仕込むことにより、麦の香りとこめの甘さがの交わるふくよかな味わいの麦焼酎になっています。その後大分では、そこかしこに湧く地下水や、清流を利用し、清酒造りがさかんでした。昭和50年ころから、この清酒メーカーが兼業として、壱岐の麦焼酎とは違い、麦100%で仕込むことにより爽やかな口当たりと香ばしさのある麦焼酎をつくり、世に送り出しました。この麦焼酎が先に書いた、焼酎ブームへと広がって行きました。 瓶


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■米焼酎

球磨焼酎に代表される本格焼酎の元祖的存在
良質の米と水と気候に作り手の心 米焼酎


米 米焼酎 別名”球磨焼酎”とも呼ばれる。熊本県球磨地方は、九州の米どころとも言われ、江戸時代から米栽培に適していました。又、八代海に注ぐ球磨川は日本三大急流のひとつであり、九州を代表する清流として知られる。実り豊かな米と清らかな水、そして確かな焼酎製法技術が伝わったことによって米焼酎つくりが盛んになっていきました。最近では焼酎ブームの流れから、東北や新潟などの清酒メーカーもこぞって米焼酎の製造に参加し始めていますが、やはり旨い清酒を醸す酒蔵の米焼酎は美味しいと思います。
元々は米焼酎も、醸圧蒸留の商品が主流でしたが、最近では減圧蒸留によるクリアな香りや”鳥飼”などに代表される吟醸香の広がるタイプの米焼酎も広がってきています。又、球磨焼酎は冷して飲むより、お燗をつけた方が、米のもつ旨口の味わいが楽しめる様な気がします。
淡麗な味わいの減圧蒸留の米焼酎なら料理との相性も、あまり気にせずのめると思いますが、醸圧蒸留のコクのあるタイプなら、コクのある料理(豚肉料理、高菜の油炒め、バター系の味付け)に相性が良いと思います。
減圧蒸留


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■黒糖焼酎

奄美だけで造られる焼酎
 サトウキビから黒糖へ、そして甘く芳香な香りの黒糖焼酎へ。

奄美群島 奄美群島では、戦後アメリカの統治下にあった時代、特産のサトウキビから造った黒糖を原料とした蒸留酒が広まっていた。1953年に奄美群島が日本に復帰したのを期に、地域産業にと、この地域のみでサトウキビから造った黒糖と、米麹を使った黒糖焼酎の製造が許可され始まった。では、なぜ米麹をつかうのか?本来、糖類を発酵させ蒸留した物はラム酒に分類されます。ラム酒では酒税が高くなるため、米麹を使う事によって焼酎と分類され、税率が低く押さえられています。今でも黒糖焼酎はこの奄美群島でしか、造られていません。

 奄美の黒糖焼酎工場長さんのお勧め
黒糖焼酎のおいしくて、おしゃれな飲み方

【1】冷やしたパッションフルーツを半分に割り、種をとりだし、そこに焼酎を注ぎ、おちょこ代わりに。甘酸っぱいパッションフルーツの味と香りが焼酎ににじみ出て、美味。
【2】大きめのガラスの器に、ひとくち大に切った果物(缶詰でも可)を入れ、そこに焼酎を注ぐ。お好みで炭酸で割っても良し、氷を浮かべても良し。フルーツパンチでデザートに。
【3】きゅうりのスライスをロックの黒糖焼酎に2〜3枚浮かべます。きゅうりの香りが、さっぱりと、とても爽やかな飲み口にしてくれます。


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■泡盛

沖縄の歴史と文化の行き着く先に生まれた島酒
新酒うまければ古酒もうまい 泡盛


クース(古酒) 沖縄県では無くてはならないお酒”泡盛” 『島酒』とも呼ばれ、県内48カ所の酒造所で造られ、銘柄では600銘柄を越えています。泡盛は”タイ米”と”黒麹”で造られるため、年中造られクース(古酒)にするため、瓶に入れ寝かされていきます。製造から3年未満の物を『一般酒』、3年以上寝かせた物を『クース(古酒)』と言い、寝かせれば寝かせる程、熟成して独特の香り持ち価値が上がっていくとされます。でも一般で売られているクースの中身が、全て3年以上寝かせた物とは限りません。熟成3年以下の一般酒にクースをブレンドした物もクースなんです。普通で考えれば何かと思ってしまいますが、そこは沖縄、おおらかな考えで『クース』なんでしょう。
琉球王朝が伝える古酒を造る技法とは、親酒と言われる古酒(琉球王朝時代では100年物だったらしい)を手にいれ瓶に貯蔵する。次に、2番手、3番手、4番手と順に若い古酒を別々の瓶に入れ用意する。そして、親酒の古酒を飲んだら、飲んだ量だけ2番手の古酒を親酒の瓶に入れ、2番手の瓶に3番手の酒をいれ、・・・こうすることによりいつまでも親酒は減らないし、親酒の古酒の価値が保たれると言うわけだ。理論上いつかは、親酒の古酒は全て、2番手、3番手の古酒に入れ替わってしまうんですが、それはそれ。親酒の古酒はいつまでも親酒の古酒なんです。 親酒


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