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自然派ワインとは、

自然派ワインの第一人者“マルセル・ラピエール”氏の言葉より、

“我々は何も特別なワイン造りをしている訳ではない、100年前、
  我々のじいさん達がワインを造っていいた方法と同じ方法で造っているだけだ”

この言葉に表されている事柄は、原点回帰の一言に尽きるものです。

 彼らの造っているワインは、総じて“ビオワイン”と呼ばれています。このビオワインの“ビオ”は、ビオデミナ農法から来ています

では、ビオデミナ農法とは、ドイツのアドルフ・シュタイナーの提唱する、自然の力に頼った古来の農業手法です。シュタイナーは

農業だけでなく、教育にもシュタイナー教育とし数多くの有意義な論文を残しています。

 では、シュタイナー農法とは何か?

地球と月の引力によって起こる潮の満ち干引きや、地球の磁気の変化、季節の変化、自然界に含まれる有機成分の自然利用、

自然界の小動物(虫やミミズなど)のすべての自然界の力や自浄作用を最大限引き出し利用しながら作物を栽培、ワインを醸造

する方法である。(ちなみにシュタイナー農法は、種まきカレンダーを見るとおもしろい)

 ではワイン造りの場合はどうなるか2.3例をあげてみよう。

1;自然の中で生き抜く葡萄

 日本で言う有機栽培の場合、雑草は人間や、他の動物(米の場合は合鴨)に除去させて農作物を守る方法をとるが、ビオの場

は、葡萄畑には雑草や昆虫、ミミズがたくさん生きている。葡萄の木は、雑草に栄養分をとられない様にするために、一般の葡

の木より地中深く根をはり、養分を吸収する。また地表近くには、数多くのミミズやモグラが生息し、これらの小動物が地中を潜

り進むことにより、地中には無数のトンネルができ、これにより土にふんだんに酸素と水分が供給され腐葉土となる。またこれら

の葡萄畑では、トラクターによる耕作・運搬はほとんど行われなく、馬やロバによる耕作・運搬が主流である。なぜならトラクター

による土地の踏み固めや、ミミズやモグラの生息を妨げないためである。また過酷な自然環境下で生き抜く葡萄の木になる葡

萄の果実は、果実味にあふれ、とても濃厚な味わいの実となるため、ワインになったときでも、果実味あふれるワインとなる。

 

2;超有機栽培農法

 ビオ栽培の葡萄と言えども、病害虫に打ち勝つ力を備えているわけではない。ビオワイン醸造家は、これら病害虫に対処する

ために科学肥料や科学薬品を使う変わりに、自然界の力をふんだんに利用している。例えば、雌の牛の角に牛糞を詰め地中に

埋る事によって生成される自然の化学物質成分により、病害虫を駆除したりする。又、ワインの醸造過程においても化学的薬剤

は使用しない。例えば、醗酵タンクにおいて醗酵過程のワインの酸化防止において通常は酸化防止剤を添加するが、ビオワイ

ン醸造家は、醗酵過程において発生する炭酸ガスを醗酵タンク上部にため、ワインの醗酵上面に炭酸ガスのふたを作り空気中

の酸素との結合を妨げることにより酸化を防いでいる。さらに澱引き作業においても、普通は静かに貯蔵したワインのタンクの底

に溜まった澱をタンク下部から抜くのであるが、この場合でも彼らは、月と地球の位置関係による引力の大きさの違いによって、

浮遊す澱が一番少ない日時を割り出し、そのときに澱引きWPおこなうのである。

3;何もかも自然のなすがまま

 わいんを醗酵させる為の酵母は、現在多くの蔵では人口培養された純粋酵母を使うことにより、醗酵をコントロールしているが

、彼らビオワイン醸造家たちは、すべて土や家(蔵)の中に自然に生きている酵母のみを使用しているため、どこのワインを飲み

比べててもすべて味や香りが違い、すべて自然を感じられる。又、ワインの色もその年の葡萄ので次第のため、ロゼワインにと

変らなかったり、漆黒の様な赤だったりする。仕上がったワインのアルコール度数も自然に止まるまで醗酵を続けるため、10度以下

の場合だったり20度以上になったりする。よって、AOCの企画などにはまるはずが無い。すべて自然のなすがまま。

こんなワインに興味があればぜひ飲んで見てください。

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