日本酒の飲み方 あれこれ of sakaya-hayashi-ver2.0

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日本酒の飲み方あれこれ....

冷や or お燗 それだけじゃつまらない!!

お燗=熟成

お燗グウッズ 湯燗徳利お燗グウッズ 湯燗徳利 あなたは、どうやって日本酒を飲んでいますか? 20年くらい前なら「冬ならお燗、夏なら冷酒かな」とこんな答が多かった。最近なら「お酒は冷やしてしか飲みません」なんて答えが多いと思います。
 ところで何故お燗をするのか知っていますか?「お燗酒を飲めば体が温まるから」と言う方が多いと思います。本来のお燗の目的は、短期にお酒を熟成をさせて、お酒本来の味を開かせ、旨味を十分に引き出すのが為なのです。ワインで言えばデキャンタージュに相当します。
 お酒は冬から春にかけての気温の低い時期に造ります(これを寒造りと言います)。このお酒を、暑い夏でも蔵の中で貯蔵することにより、ほぼ一定の温度帯で暑い夏でを越すことが出来ます(蔵囲い)。涼しさの増した秋まで寝かし、味が熟し安定して来た秋になってから出荷します。これが日本酒の日本酒の本来の姿で、「秋上がり」とか「冷やおろし」となどと呼んでいます。旨味が乗り美味しくお酒が飲めます。これがお燗の短期熟成に対し長期熟成に当たると思います。神亀さんの様に、スタンダード酒でも2年熟成が基準と言う蔵も多くあります。
 現在では新鮮さが売り物の「しぼりたて」や「新酒」としてフレッシュ感のみで、熟成しないまま出荷することも多く、旨味や膨らみの少ない酒に当たる事もしばしば。その時は、ぜひお燗おして日本酒を味わってください。又、お燗する事の効能として、胃の中でのアルコールの吸収を促進する効果があり、悪酔いや急に酔いが回って気分を悪くする事が少なくなります。お燗は、お酒を楽しむための必須条件の一つです。

お燗グッズと酒器

平杯備前 平杯 お燗をするときには、できれば“ちろり”を使うのがベストです。“ちろり”には、錫製、銅製、アルミ製などあります。錫製の肉厚の物などはちょっと高価ですが暖まりやすく冷めにくいものです。
 “ちろり”を使うと徳利に比べて、お酒の味わいがうまく開きおいしく燗がつきます。“ちろり”がなく、徳利でお燗する場合でも内側が素焼きのものは絶対に使わないでください。内側に不純物が残りやすくお酒の味が変る場合があります。
 アルミ製などの地の薄い“ちろり”や“徳利”を使う場合は、水かぬるま湯からゆっくりと湯煎してください。決して沸騰したお湯のの中にいきなり漬けないで下さい。お酒の風味を損ないます。家庭でお燗をする場合、簡単にお燗できる良い酒器に「湯燗どっくり」と言うものがあります。外側の器に熱湯をいれ、内側の器にお酒入れるだけで、ゆっくりと適温にお燗ができます。(酒器コーナーで販売中)
 又、お酒を飲む時に使う杯の種類によって、お酒の味わいが変ってくるのを知っていますか?。飲み口が扇状に広がった杯(平杯)は、お酒の香りが広がり、その味わいもふんわりした感じでお酒が味わえます。これに対し、飲み口が狭まった杯(ぐい呑み)は、お酒の味わいが締まって感じられれます。お燗酒の基本としては平杯がおすすめですが、お酒の質のよってはぐい呑みの方が良い場合もあります。

お酒+水=・・・

日本酒だけでなく、お酒を飲む場合は必ずお水を飲みながらお酒を飲んで下さい。合間あい間に水を飲みながらお酒を飲むと体に負担がなく楽に飲めるし、悪酔いもしません(最近これを日本酒業界では「やわらぎ水」と言っている)。さらに進んで、お燗酒の時には水では無くお湯が更に良いと思います(経験から言ってもお湯が良い)。
 食事と合わせて日本酒を飲むとき、肴や体調によって酒が重く感じられる場合がある。こんな時は(特に原酒を飲む時など)、一割ほど水を(水道水で構わないができれば国産のミネラルウォーターが良い)加えてからお燗をすると、喉ごしがよく、意外とあっさりとお酒を味わえるものだ。これを水割り燗と言います。

お燗 あれ これ

備前 ぐい呑み  「お燗酒はちょっと・・・」なんて人もいるでしょう。こんな人には「燗ロック」はいかがでしょうか?グラスの中に大きめの氷を入れておき、熱めにお燗した酒を氷の上から一気に注いでください。一度お燗をして旨味を増した酒が、キュット締まり、ちょっと違った味わいが楽しめます。さらに、真夏の暑気払いには、大きめのグラスに細かく砕いた氷をいれ、そこにお燗した純米酒を注ぎ、好み応じて一割ほど割り水をし、レモンかグレープフルーツを4分の一か半割りほど絞りいれてください。がぶ飲みできる、すっきりした飲み口の日本酒の飲み方です。
 お燗の温度を変えると同じ酒でも幾通りにでも楽しめます。純米神亀で、刺身ならやや低めのお燗、ネギ間や焼き鳥などは70度くらいの熱燗が相性ぴったりです。
 さらに究極の燗酒の飲み方とも言えるのが、「燗冷まし」です。宴会で残ったて冷えたお燗酒など、通常は酒がまずくて飲めませんしかし、い純米酒、しっかりした純米酒なら、燗冷ましでその真価を発揮します。飲みにくい負の味や香りが消え、旨味のみが残る究極の飲み方とかもしれません。

皆さんも、お手持ちの日本酒で構わないので、生酒やにごり酒、原酒、大吟醸などお酒の種類に関係なく、これまでの常識にとらわれず、いろいろ試して下さい。日本酒のいろんな表情が見えたり、その酒の欠点や長所が表にでてくることでしょう。    

  2005年3月 (2009年4月加筆修正)    酒屋はやし   店主


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